Dec 29, 2011

多読・多聴で発音は整うのか?



最近は、タドキストな英語指導者の方と、ツイッターで英語指導のことを議論しているのですが、なかなかブログにまとめる余裕がなく。でもここ数日は、発音のことで考えさせることがたくさんあったので、ひとまず思いついたままに書きとめておきます。


◆ ある高校の先生からは、発音の指導をするのは、角を矯めて牛を殺す、ことになるかもしれないと指摘されました。
でも私が考えている発音指導というのは、思う存分角を伸ばすためのもの。生徒の気持ちを萎縮させるためじゃない。例えば、フォニックスをせよといってるわけじゃない。これだけは注意して発音するといいよ、肝要なところをおさえることで、自信をもって発話できるようにしてあげる、といのが私が考える発音の指導。

◆ 多読・多聴しておけば、自然に発音も習得できる?
文法は、多読・多聴のあとでいい。たっぷり英語に慣れたあとにするのが効率的だし、重箱の隅に位置する文法事項と、はずせない項目の区別もできるだろう。
でも、発音の要所?というのかな、例えば、coffeeの最後に母音いれてコーヒーでは絶対に通じないとか。。。の指導は、多読・多聴の後では遅いのではないか。日本語と英語は、まったく違う音の要素?で形成されていることを話しておかないと、音に特別感度が高い生徒を除いて、多くの生徒は多聴で聞こえてくる音も、日本語の音として処理するんじゃないだろうか。あと、授業の中でする多聴程度では、自然に習得するのに必要な量には、とうてい及ばないでしょ?

◆ 多聴ですが、生の音ではできないですよね。CDプレーヤーとか使う。そうすると、音って、まるまっちゃいますよね?音としては聞こえないような子音?は、機械では再現できない。となると、多聴をいくらやっても、らしい音、にはならない?あと、聞くCDの種類も、子音の弱い英語、えーっと、NYの英語とかってそうですよね?ばかり聞いていると、BBCみたいな子音たっぷり英語に慣れるのには時間がかかるような気がする。意識的にBBCみたいな音を最初にいれたほうがいいんじゃないか。

◆ それよりなにより、中学の英語教育では、音に対する配慮がなさすぎ!!!教科書にCDついてないんだよ、そんなのって、今の時代に、ありだと思う?? 
授業参観していつも思うのは、どうしてもっとCDを使わないんだろう?ということ。発音きれいな先生も増えてきたと思います。でもでも、一般の人には英語に聞こえるんだろうけれど、私には日本語の音だよな~ということがあります。私は、自分の発音で生徒に一つ一つの単語をrepeat after meしてなんて絶対にできない。

◆ 日本人らしい発音でいいじゃないか、そんなんあたりまえやん。しかーし!発音ってその人の育ちなり教育の程度を判断材料の一つ。英語を趣味としてやるのなら、好きな音になれておけばいい。でも将来英語を使ってビジネスやアカデミックな世界に飛び込んでいきたいというのであれば、slurな英語より、crispな英語のほうが絶対有利だと思う。いくらお国ことばに誇りをもっているからといって、地方の人が上京してお国ことばのままビジネス展開、なんてしないでしょう?

と、なんだかんだ書いておきましたが、つまるところ、英語をどう使いたいのか、っていう目的をはっきりさせないとスッキリしないのですね、これも。
受験突破だけが目的なら、発音なんてどうでもいい、アクセントの位置ぐらいは意識して。
趣味でやるなら、好きな音まねっこ、楽しいね。
海外で働いたり学んだりしたいなら、最初っから意識してやる。
そんなもんかと。

1 comment:

Whskers said...

中学の教科書にCDがついていない!そうだよねー。長女のときははりきって教科書準拠のCDセットを買ったけれど、聞かないので2年生からは買わなかった。だってやたら高いし。義務教育の教科書は配布だから、利益率が低いのか、コストを抑えなければならないのか、それでCDつけないのかな??
会話用のテキストはいまどきたいていCDついてますねー。

音はたくさん入れることができればそれにこしたことはないですよね。また、多聴で大量にインプットしておいたらアウトプットはよりしやすくなるだろうけど、間違えることも人間だからあるので、そういうときに上手にガイドできる指導者が必要だよね。